M-Square
敷地は川崎市の緑豊かで閑静な住宅街に囲まれた高台に位置している。 敷地には既存6住戸のアパートがあり、細長敷地でいかに住戸戸数を多く取れるか、さらに周辺の賃貸住宅との差別化が図れるかというところからプロジェクトは始まった。 用途地域は第1種低層住居専用地域で容積率80%。通常であれば敷地面積×容積率、つまり約350㎡(約105坪)しか延床面積を取ることが出来ない。 そこで、地階の住宅面積の緩和(地上階の延床面積の1/2まで容積率から除外される)を利用し、敷地に対して80%→120%の延床面積を取ることを計画した。 北側と南側にドライエリア(からぼり)を設けることによって、地階の居室の環境(通風・採光)に配慮した。また、地階と1階はメゾネット形式とすることによって、地上部のテラス・地階のテラスの使い分けにも考慮した。 2階部分の住戸は、住戸内から専用屋外階段で屋上も専用のテラスとして使用できるように計画した。
計画概要 | |
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建築面積 | 215.90㎡(65.30坪) |
延床面積 | 542.90㎡(164.22坪) |
建蔽率/容積率 | 49.45%/75.62% |
構造規模 | RCW造・B1F+2F建 |
最高高さ | 5.849m |
敷地概要 | |
所在地 | 神奈川県川崎市 |
敷地面積 | 436.59㎡(132.07坪) |
用途地域 | 第1種低層住居専用地域 |
法定建蔽率/容積率 | 50%/80% |
防火地域 | 指定なし |
設計期間 | 1999.02 - 1999.12 |
工事期間 | 2000.09 - 2001.06 |
用途 | 集合住宅(賃貸住宅) |